人を行動に向かわせる原動力は「意欲」です。では、その意欲を向上させるものは何でしょうか。実は逆説的ですが、「行動」なのです。

例えば、掃除が嫌いな人でもいったんやり始めると、きれいにしなければ気が済まなくなるように、人は行動するうちに意欲を自家発電するシステムを体内に持っているのです。

お子さんもそうですよね。最初の一歩の勉強を始めるときが一番難しいのです。「やる気になるまで待とう。」それでは、その時は永遠に来ないか、手遅れになってから来るかも知れません。

大人しかった子がチームのキャプテンになったとたん、意外なリーダーシップを発揮するということはよくある話です。人はその場の「形」に化学反応を起こして自らを変えるシステムを内蔵しています。

つまり、意欲があるから行動に移るのではなく、行動するから意欲がわき、さらに行動に拍車がかかるのです。

学習塾の効用のひとつは「形」の提供です。勉強以外やることがない「形」を提供することができます。まず、行動に移すこと。それが意欲を高める絶対条件です。