皆さんは学習計画を立てて来ましたか?
皆さんのお子様は学習計画を立てていますか?
この話をしますと、答えは大きく二分されることが多いです。計画を大切と考えている方と、大切ではないと考える方で二分される話題なのです。

結論から言いますと、私どもは「計画」は大切であると考えます。
「計画」が特に物を言うのは、膨大は時間をかけて膨大な学習量をやり遂げる受験学年の「夏休み」「冬休み」です。当塾の「夏期集中学習」「冬期集中学習」に挑んでもらう中3生は全員、計画を立てて学習を進めます。それ以外の時期であっても、指導が必要と認められる生徒には計画表を作成させています。

「計画は大切ではない」とお考えの方には、計画を作ることがさも面倒な無駄な作業に思えて、学習意欲以前の問題として、計画を立てる意欲が湧かないことでしょう。しかし、前回の「塾からの提言(2)」では、「意欲があるから行動に移るのではなく、行動するから意欲がわく」というお話を書きました。計画にもそういった効果が多いにあり、意欲を誘発します。「計画を立てるは面倒だなぁ~」と思っていても、そこを乗り越えて計画を立ててしまえば、意欲を高める効果が期待できます。

また、「計画」の何より根本的な目的は、「時間をコントロールする」ということです。「今」という時間は二度とありません。その日の気分で何を勉強するか決めていては、それを決めるだけで時間がかかってしまいます。ムリ・ムダ・ムラなく、決まった時間に、決まったことを、決まった場所で勉強すれば、誰でも成績を上げることが可能です。

加えて、計画のもう1つの効果は「改善」です。これをご覧になっている大人の方であれば、「PDCサイクル」や「PDCAサイクル」という用語を嫌と言うほど聞いた方もいるでしょう。「Plan(計画)→Do(実行)→Check(検証)→Action(改善)」と言った意味で使われる用語です。計画を立てたことで、期待した成績が取れなかった場合に、改善する手がかりが得られます。

まずは「検証」です。計画通りに実行出来なかったからダメだったのか、それとも、計画が甘かったのか。その検証結果を受けてはじめて「改善」に着手できます。計画が実行出来なかったのであれば、どうすれば実行できるようになるのか、スマホやテレビなど計画の邪魔を排除する必要がないか、もっと実現可能な計画を立てるべきだったのではなかったか、などが改善です。また、計画が甘かったのであれば、次からはもっと時間数を増やす必要がないか、ギリギリで範囲を一周する計画を立てるのではなく、一周したあとで見直したり二周する時間をもっと増やすべきではなかったか、などです。

「計画ってどうやって立てるの?」「どんな計画を立てたらいいの?」という方は、当塾へお越しください。ご指導させていただきます。